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コラム

看護職のお役にたてるコラムを掲載しています。


もうやめたい!新人看護師の尽きない悩みと対処法

看護師として働いて数か月が経ち、あらゆる問題、悩みが出てくるのではないでしょうか?憧れの看護師になったはいいものの、毎日叱られて悩み、「自分は看護師に向いてないのでは…?」と思いつめてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?「悩んでいるのは自分だけ?」と思っている看護師さんも、「もうやめたくて仕方ない!」という看護師さんもぜひご一読ください!今回は、新人看護師の”あるある”な悩みと対処法、先輩看護師の悩み、新人看護師の離職率についてご紹介します。

新人ならではの悩み

多くの新人看護師が悩むことをリサーチしました。新人看護師の悩みを、「環境」「業務」「先輩看護師」「患者」「その他」のざっくり5つに分類してみました。

~環境~

「病棟との雰囲気が合わない」「環境の変化に心身ともに疲労する」

~業務~

「多忙(鳴り止まないナースコール、1人で5人以上同時進行で対応、予想外なことに対応)」「覚えることが多い(エピ(硬膜外麻酔)のような略語)」

~先輩看護師~

「先輩看護師の言い方、態度がきつい」「雰囲気が合わない」

~患者~

「身体的に患者さんの介助が大変」「患者さんに介護や看護の拒否をされるとつらい」「高齢者や認知症の方への対応が大変」

~その他~

「思い描いていた仕事ができない」「勉強ができない」「他人と比較されるのが精神的に負担」

これで解決!悩みの対処法

読んでいる方も思わず「あっ!」と声が出てしまうような“あるある”なお悩みだったのではないでしょうか?よくあてはまることだからこそ、「どうにかしたい!」「改善方法や対処法を知りたい!」と、思う新人看護師さんもいらっしゃるでしょう。この項目では、先ほど挙げた悩みの対処法をご紹介します。

対処法Ⓐ~環境~

「勤務先の体制や環境などに耐えられない…!」 「働き始めたばかりだけど、もう転職したい」 という新人看護師さんもいらっしゃるのでは? この状況になったのはなぜか?と、まずは情報収集。

集めた情報を分析してみて、「自分にできることはないか」「自分が原因なことはないか」 など自分自身の行いを振り返って、周りの状況を再確認してみては?

対処法Ⓑ~業務~

看護には、勉強して覚えるべきことや、”慣れ”が大切なことがたくさんあります。 入職して数か月だと、まだまだ覚えることで精いっぱい… 勉強に手がつかない新人さんもいるでしょう。 業務中に疑問に思ったことをノートに書き留めて、解決方法を考えるだけでも効果はあると思いますが、それすらできないくらい疲れてしまうときもあるでしょう。

そういうときは、無理せず休むことも大切です。 根詰めすぎてしまうと、「なんで自分はできないんだろう」と負のループに陥ってしまう可能性が高まります。 休めるときにしっかり休み、仕事のときはきちんと覚えてこなす! というメリハリをつけてみてはいかがでしょうか?

対処法Ⓒ~先輩看護師~

最初は笑顔でハキハキと話したり挨拶したりすることが大切です。 看護に対して積極的な姿勢でいると、先輩看護師にや患者、医師など多くの人に、よい印象を与えられるかもしれません。 しかし、アットホームな職場であっても、言葉遣いには気を付けましょう!

分からないことがあるときは、

○素直に自分から分からないところを聞く

○メモを取る(同じことを何度も聞かないようにする)

など、実践してみましょう!

質問例

×「ここが分かりません」

○「~~でこう考えたのですが、合っていますか?」

のように、分からないことを先輩に丸投げするように聞くのではなく、 自分で考えることが大切です。 「先輩は時間を割いて、教えてくれている」ということを踏まえて、 行動していくと良いでしょう。

対処法Ⓓ~患者~

看護師は、肉体労働が多いため、身体の不調が多いのではないでしょうか。 患者さんを介助するときは、腰を落として重心を低くして行うだけでも、身体の負担を減らせる可能性はあります。

また、認知症高齢者に対しては、

傾聴する

共感する

受け入れる

ペースを合わせる

ウソをつかない

この5つの態度をとってみてはいかがでしょうか? 上記の態度は「バリデーション」という考え方の基本です。 認知症の方に対して効果的なケアができるといわれています。

悩んでいるのは新人看護師だけではない!?

最初に、新人看護師の悩みを紹介しましたが、悩んでいるのは新人看護師さんだけではないようです…。新人を教育する先輩看護師にも、様々な悩みを抱えているようです…!新人看護師だけでなく、先輩看護師の悩みも一緒に知ることで、看護師としてステップアップしていきませんか?この項目では、「先輩看護師の新人看護師に対する悩み」と「新人看護師が気を付けるべきポイント」をの2点をご紹介します。

先輩看護師の新人看護師に対する悩み

~勉強不足~

「疾患のことを勉強せずに、業務をこなそうとしている」

「新人に何回も言っていることに対して、改善が見られない」

「疾患によって、対応を変えなくてはならないのに変えていない」

「注意すべきことがわかってない」

~患者との関わり方~

「サマリー(記録)だけ熱心になっており、患者のことを見ていない」

「技術・援助患者の状態に対して機械的に業務をこなしている」

新人看護師が気を付けるべきポイント

先輩看護師の悩みを見て、気を付けるべきポイントをまとめてみました!

【勉強】

自分が業務で扱う薬、自分の担当の患者さんの病気について調べましょう。

ex)明日の検査の手順や使用する薬、病気のことなどについて、予習する。 分かるところと分からないところを明確にしたうえで、先輩看護師さんに質問する。分からなかったところを覚える。(次回、質問しないで済むくらい復習するのがベスト!)

新人は分からないことがあって当然です。自ら積極的に学ぶ姿勢が大切ですよ。分からないことは、自分で考えたうえで、先輩看護師に聞くと良いでしょう。

【患者への対応】

機械的に業務を行うのではなく、患者さんのこと(様子・状態など)をよくみてみましょう。よく観察して、患者さんのことが分かってくると、正確な記録につながります。そして、笑顔で礼儀正しく対応することが大事です。態度が良くないと、患者さんは本当のこと(病気の症状、体調など)が言いづらいでしょう。

最初はこわばって、うまくできないかもしれませんが、ハキハキと元気よく対応していくうちに慣れるかもしれませんよ!

新人看護師の離職率は…?

2019年5月に、日本看護協会HPにて、「2018年病院看護実態調査」の結果が発表されました。新卒の離職率は7.5%、正規雇用の離職率は10.9%と、例年と比べてもほぼ横ばい状態でした。

(参考:日本看護協会HP「2018年病院看護実態調査」結果「病床規模別 看護職員離職率」)

結果によると、病床別では、「病床の数が少ないほど、離職率が高くなる」ということが分かりました。「病床の数が、少ない方がラクなのではないか」と、なんとなく思っていた看護師さんもいるでしょう。しかし、結果はそうではなかったようです。なんと、300床未満の病院のうち約50%以上が、新人研修を実施していないと回答しています。(厚生労働省「新人看護職員の離職理由」より)

病床数が多い病院の方が、新卒の給料や、新人看護職員研修の実施率が高いです。

新人看護師の離職率の高さは、病院(待遇や教育体制の違い)の影響があるでしょう。研修をしていない病院で、きちんとした教育を受けていない新人看護師は、ミスをしやすくなります。つまり、新人看護職員の教育体制が整っていない病院は、ミスが発生しやすい環境となります。一人でできる業務は少ないのに、現場で求められるスキルは高い…そんなギャップに苦しむ新人看護師さんは多いそうです。

看護師一人ひとりの責任が重くてプレッシャーに感じたり、相性の悪い患者さんとの対応がつらいと感じたりするかもしれません。また、早期退職理由の一つに、「看護の仕事の魅力を感じにくい状況がある」ということがあります。業務がルーティン化しがちで、仕事に忙殺される代わり映えのない毎日を送り、魅力を感じなくなっていく人も多いといわれています。就職・転職先を探している看護学生さん、現役看護師さんは病床数を参考にしてみてもいいのかもしれませんね。

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