看護職のお役にたてるコラムを掲載しています。
最近、「ラジエーション」という言葉に聞き覚えはありませんか?聞き覚えのある方は、2019年春クールにフジテレビで放映されているドラマ『ラジエーションハウス』ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。ラジエーション(radiation)とは「放射」「放射線」「放射物」などの意味があります。(別名:レディエーション)ここでは、そんな放射線を医療の現場で扱う放射線科医について紹介していきます。
診断…画像診断部門
CTやMRIなどの検査で撮影された画像から、患者さんを診断します。画像診断をメインに行う放射線科医のことを画像診断医と呼ぶようになってきているそうです。医療の質の向上のため、正確な診断が必要となり、画像診断医の需要が増えています。治療…放射線治療部門
放射線を利用して患者さんの治療を行います。主にがんの治療を行っているそうです。IVR(Interventional Radiology)は、日本語で「画像下治療」です。
CTやレントゲンで体の中を見ながら、血管に細かい医療器具(カテーテル)を入れて、集中的に治療する方法です。おなかや胸などの体を切る手術よりも、患者さんの体の負担が小さく、血管の中を通っているため、より正確に治療できるといわれています。
関東よりも北海道・四国、国公立よりも民間の病院、女性よりも男性、30代よりも60代だと、高い給料をもらう可能性が高まります。
放射線科医の給料は、ほかの医療系の職種の年収と比較すると、高い傾向にあります。例えば看護師は、平均年収500万円くらいだといわれています。
さらに詳しく知りたい方は、リクルートドクターズキャリアのHPにて、ご確認ください。
◆画像診断部門(画像診断医)
…CTやMRIの診断画像の読影や画像診断による結果の報告書の作成を行うようです。
◆放射線治療部門(放射線科治療専門医)
…放射線を利用して治療を行います。
主治医からの依頼を受け、患者さんの診察し、負担が軽くなるような治療方法を考え、計画していくようです。上記の仕事はどのような流れで行われているのか、放射線科医の1日の流れ(一例)を見ていきましょう!問題点①画像の見落とし
放射線科医で問題となっているのが、「画像の見落とし」です。画像で診断する際に、小さながん細胞だと、がんの専門医でも見つけるのが難しいといわれています。見落としにより、がんが進行してしまう可能性が高まります。その「画像の見落とし」の要因として、放射線科医の不足が挙げられています。現在、医療業界では、放射線科医が全国的に不足しています。問題点②眼精疲労
放射線科医、特に画像診断の読影により、モニター画面を見続けることになるので、目の疲れを訴える放射線科医がおよそ36%に及ぶそうです。(参考:将来計画委員会報告「モニタ診断業務における放射線科医の 負担と疲労対策」産業医科大学放射線科 青木隆敏)
改善点として
・休憩の頻度を多くする
・業務の時間を調整する
・マッサージをする
が挙げられます。
「手先が器用なほうではないけど、医療の分野の仕事に携わりたい!」という方には放射線科医、特に画像診断医という選択肢も考えられるでしょう。
ドラマを見て、放射線を扱ったケアに携わりたいという方は、看護師として放射線に関わる方法もあります!
自分の将来の選択肢として、放射線治療・ケアのスペシャリストというのもあるので、考えてみてはいかがでしょうか?
看護求人ガイドは、アスカグループの運営する転職をお考えの看護師のための求人サイトです。看護師さん向け求人を中心に、「こだわり条件で選ぶ求人システム」「看護師さん向け情報」など、看護業界にまつわる情報をわかりやすくご紹介しています。看護師の求人以外にも多彩な情報を随時掲載しています。これから看護師の仕事を目指す方、現在看護師として活躍中で転職希望の方、など様々な方をサポートします。当サイトのサービス、機能、求人・転職情報は全て無料。看護求人ガイドは看護師さんを中心とした看護の専門求人サイトです。みなさんの転職・就職活動に、ぜひ看護求人ガイドをご利用ください。