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看護学生の集大成ともいえる看護国家試験。合格を目指している皆さんは不安と緊張でいっぱいのことと思います。今回は、看護国家試験合格において知っておきたい国家試験の勉強方法を紹介します。
メディックメディアによると、必修問題の60%(30問/50問)はプール制による問題です。必修は80%の得点率が必要となってきますので、いかに過去問が重要であるかがうかがえます。
プール制の出題方法は2種類あります。
①問題文・選択肢もほぼ同じ内容のもの
例 第100回午前6番
日本における平成19年の1歳から4歳までの子供の死因で最も多いのはどれか。
1.肺炎 2.心疾患 3.悪性新生物 4.不慮の事故
正解:4
第107回午前77番
平成26年の人口動態統計において,1~4歳の死因で最も多いのはどれか.
1.肺炎 2.心疾患 3.悪性新生物 4.不慮の事故 5.先天奇形,変形及び染色体異常
正解:4
100回と107回の問題を比較してみると、問われているものと答えるべきものが同じですね。
②問題文・選択肢は異なるが、問われている内容はほぼ同じ内容のもの
例 第96回午後25番
代謝性アルカローシスになるのはどれか.
1.嘔吐 2.下痢 3.腎不全 4.飢餓
正解:1
第107回午前12番
頻回の嘔吐で生じやすいのはどれか.
1.血尿 2.低体温 3.体重増加 4.アルカローシス
正解:4
96回と107回の問題を比較してみると、問われているものは違いますが、「嘔吐によってアルカローシスになる」を聞かれているということは共通していますね。このように、答えを丸暗記するのではなく、本質の理解をする必要があるようです。
引用:さわ研究所
これは一例ですが、夏休みごろまでに解剖生理・必修を行うのが良いと思います。自分のわからないことを見つけつつ、基礎をつくっていくのがその後の一般・状況設定問題を行うにあたって重要となってきます。夏休み終わってからは過去問に着手しましょう。実習もあるので、実習分野の過去問で予習・復習できるといいかもしれません。参考書は国家試験用にまとめられているので、あれば便利ですが教科書だけで十分という人もいるようです。自分の勉強方法に合わせて購入しましょう。また、参考書は調べ学習に用いますが、知りたい情報が記載されていない事があります。そのような場合は自分で書き足し、オリジナルの参考書を作成するのもいいと思います。
なぜ誤答したのか原因を究明することが、自分の理解を深めることに繋がります。
先述のように、国家試験問題はプール制でまるっきり同じ問題が出るわけではありません。選択肢も含め、関連する知識を深めていく必要があります。
また、ほかの問題を解く基礎知識となる、解剖生理から始めることをお勧めします。必修問題をクリアするためにも基礎知識である解剖生理は必須です。まずは、正常な身体の状態を把握しましょう。
よく先輩から「〇月に始めたら受かったよー」と耳にすると思います。
しかし、その先輩もなかなか成績が上がらず必死になったことでしょう。
他の人の惑わされず、自分の理解の程度を知っていかに上げ、合格ラインに達することが重要であると思います。
自分に合ったペースで無理なく、しかししっかりと知識が定着するよう計画を立てるところから始めてみましょう!
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