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地域包括支援センターは介護保険法によると、“地域住民の心身の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、その保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的とする施設”と定義されています。

役割・業務内容

地域住民の福祉・介護に関する相談に対応し、援助や助言でサポートするのが主な役割と言えますが、特に高齢者の総合相談窓口といった面が際立っているように思います。

どこにある？

地域包括支援センターの設置運営を行うのは市町村などの各自治体です。平成26年4月末時点では、全国に4,557ケ所に設置されています。地域包括支援センターを設置する場所はその施設によってまちまちですが、例えば市区町村役所内や保健所・保健センター内、福祉・介護施設内などに併設されていることが多いようです。

地域包括支援センターにおける職員の配置基準は、“第1号保険者（65歳以上の高齢者）3,000人～6,000人ごとに、保健師、社会福祉士及び

※主任介護支援専門員（準ずる者を含む）を最低限それぞれ各1人”と定められています。

※主任ケアマネージャーとも呼ばれる。

では、地域包括支援センターで働く職員それぞれの仕事内容と必要な資格を表にまとめてみましょう。

地域包括センターの1日の流れ

この中で、保健師と看護師が現場での業務が主で利用者と接することが多い、いわば主力のスタッフと言えそうです。

次に、地域包括支援センター緒実際の業務内容を、ある地域包括支援センターを例にとって一日の流れからご紹介します。

・8：15～

スタッフミーティングや事務作業など

予定の確認や申し送り事項の確認

・9：00～

相談業務開始

・12：30～

昼食・休憩

・13：30～

相談業務

利用者宅への訪問業務

ケアプラン作成や関係機関との連絡

・16：30～

ミーテイング

翌日以降の予定確認など

・17：00

業務終了

気になるお給料ですが、地域や施設によっても異なりますが、保健師・看護師とも月給20万円～30万円といったところが多いようです。

施設の性格上、日曜・祝日は休みで4週8休といった勤務状況の施設が多いようです。

地域包括支援センターで働く保健師さんや看護師さんにとっての、メリットとデメリットをいくつか挙げてみましょう。

メリット

・介護・福祉のスキルがアップする

・やりがいのある仕事

・夜勤が無い

・デスクワークが多く、体力的には楽

デメリット

・介護・福祉に関する専門的知識が必要とされる

・業務内容が広範で多岐にわたるため忙しい

・時には残業や休日出勤もあり

・キャリアアップは望めない

メリット・デメリットは地域や施設によって、かなり差がありますから参考程度とご理解下さい。

超高齢化社会と言われる日本ですが、この傾向はまだ続くと思われます。そのため、福祉・介護関連のお仕事の需要はまだまだ増えていくのではないでしょうか？地域包括支援センターの人員補充もこれから増加すると思われますし、実際に求人は増えてきているようです。

では最後に、地域包括支援センターにおける、保健師さん・看護師さんの求人例をいくつかご紹介します。

・埼玉県　看護師・保健師　正社員

月給280,000円～320,000円　完全週休2日制　有給休暇制度・退職金制度あり

・千葉県　准看護師　アルバイト・パート

時給1,200円　社保完備　昇給あり

・埼玉県　保健師　正社員

月給277,000円～297,000円　社保完備　交通費支給

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