看護職のお役にたてるコラムを掲載しています。
昨今、日本では看護師の不足が深刻であるという問題があります。出産や家事、育児、結婚を理由として離職率が高いのが現状です。コミュニティナースは自由な働きかたで活躍できるため、そのような問題を軽減できると思われます。
その他にも、受益者による相談料金を得ることなど多様な方法があります。このような方法で活動資金を得るため、コミュニティナースの収入は一定ではないという課題があります。
今後は、コミュニティナースという働きかたが地域に根付き、安定した収入を得られるようになるが求められます。
・違い① 資格
保健師と看護師とは取得する資格が異なります。保健師になるには、厚生労働省による「看護師国家試験」を合格、もしくは受験資格を持つ者が「保健師国家試験」に合格し、看護師資格及び保健師資格を取得しなければなりません。
資格の取得方法は様々ですが、受験資格を要する者が所定の試験に合格し、条件を満たすと取得できます。一方、コミュニティナースになるには看護師資格が必要です。
また、現時点では、コミュニティナース独自の資格はありません。
・違い② 対象
コミュニティナースがケアする対象は「地域住民」であるのに対し、保健師のケアする対象は保健師の種類によって異なります。上の表を見て、「市町村保健師とコミュニティナースは似ているのではないか?」と思われるかもしれません。しかし、市町村保健師は行政に属するため、決められたルールのなかで働かなければなりませんが、コミュニティナースは、自由に働くことができるという点で全く異なります。・違い① 場所
活動場所が病院や診療所であるのに対して、コミュニティナースの活動場所は地域です。同じ看護師でも、働く場所によって仕事の中身が変わります。・違い② 勤務時間
病院勤務の看護師は夜勤があるため、勤務時間を区切り、2交代制または3交代制で仕事をしています。・2交代制
2交代制では、日勤と夜勤の2つに時間を区切り、交代しながら仕事をします。日勤が8時間(朝~夕)、夜勤が16時間(夕~朝)という時間区分を採用しているところが多いです。・3交代制
3交代制では、日勤、準夜勤、深夜勤の3つに時間を区切り、交代しながら仕事をします。それぞれ8時間ごとに区切られているため、2交代制に比べて勤務時間が短くなっています。コミュニティナースは病院に所属しないため、交代しながら働いたり、自宅から病院まで行き帰りが面倒だったりすることはありません。コミュニティナースは比較的、子育てや家事と仕事の両立しやすい環境であることが分かります。・違い③ 目的
病院など医療機関で働く患者さんは、患者さんの病気の治療や、サポートが目的です。病気が治れば、患者さんはその後、再び病気になるまで看護師さんにお世話になることはりません。一方、コミュニティナースの目的は「コミュニティナースとは」で述べたように、病気でなくとも相談や、病気の予防をすることで町を元気にして、負担を軽減することです。住民はいつでも相談できるため、健康を維持することが可能です。資格があれば、現役の保健師であっても、コミュニティナースになることは可能です。コミュニティナースになるための方法の一つとして、育成プロジェクトがあります。
詳しくは「コミュニティナースPJ」
(引用:Community Nurse Company株式会社)をご覧ください。
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