看護職のお役にたてるコラムを掲載しています。
職種を問わず人間関係のトラブルはストレスの原因ですし、退職や転職の理由として常に上位にランクされています。看護師さんの職場も例外ではありません。それでなくても患者さんの命を預かる責任の重いお仕事なのに、職場の人間関係でさらにストレスがたまるのはきついですね。今回は、看護師さんの人間関係についてリサーチしました。よくあるトラブルやその解決策、実際にトラブルに見舞われた現役看護師さんの体験談などから、人間関係を円滑にするヒントなどを紹介します。
ちょっとしたことでイライラしたり、声を荒げたりしてしまうのも致し方ありません。「採血が下手だ」とか「扱いが雑」など、陰口を言われることもあります。
人手不足で業務が忙しく、残業や夜勤で殺伐とした職場ではつい対応が厳しくなってしまいがちです。
他にも、医師や師長から褒められたり頼りにされたりしても、妬みの対象になることがあります。
職場を構成する人達によって大きく変わりますが、人間関係が悪くなるには、それ相応の原因やきっかけなどが存在する場合があります。
相手に嫌われたり妬まれたりするような言動を、知らず知らずのうちに取ってしまっていたら?
たとえば、師長のお気に入りであることを自慢気に同僚に喋ったり、同じ職場の医師と交際していることを吹聴したりといったことは、人間関係悪化の原因になりかねません。まずは自分の行動を振り返ってみましょう。
東京都内の大学病院を28歳で退職して、地元の小さな個人病院に入職してすぐに主任である30代の先輩ナースと関係が悪くなりました。
「東京で働いていたのにこんなことも分からないの?」と言われ、「もっと考えて動いて」と叱責ばかりです。休憩や食事で一緒になっても無視され、毎日出勤するのが辛い日々でした。
このままでは地獄だと思い、思い切って主任に近寄って見ることにしました。嫌味を言われても素直に謝り、何かする際には主任に意見を求め、分かっていることでも教えてもらうように努めてみました。
すると、すこしずつ主任の態度が軟化し、数か月後には食事時には談笑するほど関係が改善しました。後で主任に尋ねたところ、東京で働いていた私が地方の看護師を馬鹿にしていると思い込んでいたらしく、意思の疎通を欠いていた私にも原因があったのだと反省しました。
いじめや無視といった嫌がらせを受けたら自分の殻に閉じこもりがちです。まず、自分の言動に問題はなかったか考えてみましょう。相手の気持ちになって考えてみれば解決することもあります
心や体が壊れてしまいそうになったら辞めるという選択も必要です。
部署の異動を願い出たり、他の職場へ転職を考えたり、思い切って仕事を辞めてしばらくゆっくりしてみるのもいいかもしれません。患者さんを元気に、そして笑顔にするためには、自分も笑顔で元気でいることが大切です。
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