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コラム

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看護師不足を改善!? 医療用ロボットの活躍に大注目!

近年、看護師不足が問題となっています。看護師は患者にとっても看護師以外の医療従事者にとっても、なくてはならない存在です。最近、よく耳にする医療・看護用のロボットや、AI(人工知能)などを活用すれば、そんな問題も改善できるかもしれません。ここでは、ロボットの活躍や効果について見ていきましょう!

今の看護を見つめ直して

看護師に関わる問題はたくさんありますが、ここでは「看護師不足」「看護師の負担が大きい」「高齢化」の3つをご紹介します。

①看護師不足

厚生労働省が公開している統計から見ると、就業看護師数は男女ともに増加しています。(准看護師数は男女ともに減少傾向)しかし、1都3県(南関東)や大阪、兵庫などの人口が多い地域では、人口10万人に対しての看護師の人数が不足していることが分かります。

※厚生労働省が発表しているデータを参考に作成したグラフです

オレンジ色の線は、全国平均(905.5人)を示しています詳しくは、厚生労働省の「平成 28 年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」をご確認ください。

また、「2025年問題」があり、需要に対して看護師の供給が少なくなると言われています。

※ 「2025年問題」は、団塊の世代が2025年までに、後期高齢者(75歳以上)に到達することにより、医療費・社会保障費などが激増する一方、病院や医師・看護師などの不足が心配される問題です

②看護師の負担が大きい

病院勤務であれば、24時間対応できるように2,3交替の勤務体制で、夜勤が必要となるでしょう。2008年に日本看護協会が実施した調査から、看護師の就労時間に問題があるという結果が出たそうです。交替制の勤務で、仮眠の時間が多く取れないことや、病床に対しての看護師の不足などから、長時間労働を強いられ、過労死のリスクが高くなるそうです。このことから、看護師の負担は大きいことが分かります。

③高齢化

日本は、65歳以上の高齢者が人口の21%を超える「超高齢社会」です。さらに、2025年には団塊の世代と呼ばれる方々が、高齢者になっていく年ですので、より高齢化が進むと考えられます。高齢化が進むと、上記のように患者1人当たりの看護師の人数が減り、看護師の負担が大きくなっていくでしょう。

看護のロボット化ってなに?

近年、開発が進んでいる医療ロボットやAIが、医療・看護(介護)の現場で活躍しています。そんな医療ロボットやAIがどのようなものか、どのような場面で活躍するかご紹介します。 

HOSPI®(ホスピー)

パナソニックHPより引用

パナソニックプロダクションエンジニアリング株式会社が開発した、病院内で自動搬送を行うロボットです。お薬や、検体を安全に搬送するため、看護師の仕事量を減らしたり、患者をサポートする時間を増やしたりすることが可能になると思われます。 

Relay(リレイ)

NEC ネッツエスアイHPより引用

米Savioke社が開発した自動搬送ロボットです。すでにホテルでは、客室に備品を運ぶ役割として導入され、活躍しています。HOSPI®と同じく、お薬や検体を運ぶため、夜勤や緊急時の看護師の仕事量を緩和したり、業務の効率を上げたりする働きがあるでしょう。川崎市の聖マリアンナ医科大学病院では、2018年12月中旬から2019年1月中旬まで、実際にRelayを用いて検体や薬品を自動搬送させ、「医療従事者の業務負担の軽減」や「配送品の安全搬送」などの検証するため、実証実験を行ったそうです。 

da Vinci(ダ・ヴィンチ)

Intuitive Surgical社 HPより引用

米Intuitive Surgical社のda Vinci サージカルシステム(通称ダ・ヴィンチ)は、手術を支援する医療ロボットで、世界の医療界ではトップシェアを誇っているそうです。2018年の春に放送されていた、日曜劇場『ブラックペアン』(TBSテレビ)でも、ロボット支援手術が行われていました。(ドラマでは「ダーウィン」という名前でした) 

Amivoice(アミボイス)

株式会社アドバンスト・メディアが開発した音声認識AIです。音声認識の性能が高く、カルテや報告などの記入の時間が減少するそうです。HPで実際の導入事例を「医療」で紹介しています。 

DimeRoⅡ(ディメロ ツー)

湯山製作所HPより引用

株式会社湯山製作所(ユヤマ)の調剤ロボットです。入力されたデータに従い、薬品の選択から秤量、配分、分割、分包などをフルオートで行うそうです。人が関わるところは最終確認だけのため、ヒューマンエラーを減らせる可能性があります。

導入されてどう変わるの?

医療や看護、介護などの現場でロボットが、実際に導入されてどう変わったのか、電子カルテを導入した事例をビフォーアフターで見ていきましょう。図から分かるように、従来の方法であるキーボード入力よりも、音声認識での入力のほうが良いということが分かります。手術支援ロボットVS従来の手術法メリットとデメリットを徹底比較しました。

・患者側

・医療従事者側

それぞれ分けた視点から比較してみました。


参考:神戸市立医療センター中央市民病院HP内「ロボット手術センター」より

これからの看護

ロボットによる効果

医療ロボットの導入により、看護師の充足度が高くなり、様々な効果を発揮することになるでしょう。

 ex)

・患者一人当たりにつける看護師の人数を増やすことができる

・仕事を代用することにより、看護師の負担を減らせる(特に夜勤、緊急時)

・7対1以上の病床に近づき、看護体制のランクが上がる

まとめ

ここまで、医療ロボットやAIの役割や効果などを紹介しました。看護師不足を軽減するために、ロボットやAIなどの力を借りることにより、看護師が働きやすい環境になるでしょう。看護師とロボットやAIが持ちつ持たれつの関係を築くことで、快適な看護師ライフを過ごせるかもしれませんね!

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