看護職のお役にたてるコラムを掲載しています。
近年、看護師不足が問題となっています。看護師は患者にとっても看護師以外の医療従事者にとっても、なくてはならない存在です。最近、よく耳にする医療・看護用のロボットや、AI(人工知能)などを活用すれば、そんな問題も改善できるかもしれません。ここでは、ロボットの活躍や効果について見ていきましょう!
※厚生労働省が発表しているデータを参考に作成したグラフです
オレンジ色の線は、全国平均(905.5人)を示しています詳しくは、厚生労働省の「平成 28 年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」をご確認ください。
また、「2025年問題」があり、需要に対して看護師の供給が少なくなると言われています。
※ 「2025年問題」は、団塊の世代が2025年までに、後期高齢者(75歳以上)に到達することにより、医療費・社会保障費などが激増する一方、病院や医師・看護師などの不足が心配される問題です
パナソニックプロダクションエンジニアリング株式会社が開発した、病院内で自動搬送を行うロボットです。お薬や、検体を安全に搬送するため、看護師の仕事量を減らしたり、患者をサポートする時間を増やしたりすることが可能になると思われます。
NEC ネッツエスアイHPより引用
米Savioke社が開発した自動搬送ロボットです。すでにホテルでは、客室に備品を運ぶ役割として導入され、活躍しています。HOSPI®と同じく、お薬や検体を運ぶため、夜勤や緊急時の看護師の仕事量を緩和したり、業務の効率を上げたりする働きがあるでしょう。川崎市の聖マリアンナ医科大学病院では、2018年12月中旬から2019年1月中旬まで、実際にRelayを用いて検体や薬品を自動搬送させ、「医療従事者の業務負担の軽減」や「配送品の安全搬送」などの検証するため、実証実験を行ったそうです。湯山製作所HPより引用
株式会社湯山製作所(ユヤマ)の調剤ロボットです。入力されたデータに従い、薬品の選択から秤量、配分、分割、分包などをフルオートで行うそうです。人が関わるところは最終確認だけのため、ヒューマンエラーを減らせる可能性があります。・患者側
・医療従事者側
それぞれ分けた視点から比較してみました。
参考:神戸市立医療センター中央市民病院HP内「ロボット手術センター」より
ex)
・患者一人当たりにつける看護師の人数を増やすことができる
・仕事を代用することにより、看護師の負担を減らせる(特に夜勤、緊急時)
・7対1以上の病床に近づき、看護体制のランクが上がる
ここまで、医療ロボットやAIの役割や効果などを紹介しました。看護師不足を軽減するために、ロボットやAIなどの力を借りることにより、看護師が働きやすい環境になるでしょう。看護師とロボットやAIが持ちつ持たれつの関係を築くことで、快適な看護師ライフを過ごせるかもしれませんね!
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