看護職のお役にたてるコラムを掲載しています。
現在の日本が高齢化社会であるのと同じように、世界の多くの国で高齢化が進み医療スタッフの数が不足しています。また、発展途上国や紛争地帯など医療が行き届かないエリアもまだまだ多いのが現状です。看護師さんの中にも、海外で働きたいという希望を持つ人がいます。今回は、海外で看護師として働くにはどうすればいいかをリサーチしました。海外で働きたい理由からその方法、海外で看護師として実際に働いていた“先輩ナース”の体験談などを紹介します。
■海外で働きたい
看護師さんに限ったことではなく、とにかく海外で暮らしてみたい、海外で働いてみたいという希望を持つ人は意外に多いものです。狭い日本を出て世界のいろいろな国を見てみたい、あるいは昔から憧れていたあの国で働いてみたい、そんな希望を持つ人は少なくありません。
■スキルアップ・キャリアアップ
看護師としてある程度経験を積んで、もっとスキルアップしたい、さらに上を目指したいという上昇志向から、世界の医療・看護を学びたいと望む人もいます。もっと現実的な理由として、看護師の地位が日本より高い、年収が日本よりもいいという国で看護師として働きたいと思う人もいます。
■ボランティア
貧困や戦争などの理由で、医療を満足に受けられないという人たちのために役に立ちたいというボランティア精神から、海外での看護活動に携わりたいと思う人もいます。「青年海外協力隊」や「国境なき医師団」などが有名です。
日本看護協会の「海外の看護事情」では、各国の教育規制や受け入れ状況が掲載されていますので参考にしてみて下さい。
そういう人におすすめなのが、海外研修や海外留学です。
社会人の留学と言えば、帰国後の再就職の心配が付き物ですが、看護師さんの場合、人手不足で求人はたくさんあるので問題なさそうです。
この海外研修や留学にもいくつかあり、語学のための研修や留学、現地の看護師資格取得を目指す研修や留学などがあります。
このワーキングホリデーは18歳から30歳までの青年に限られるので、該当年齢で海外の生活を体験してみたい看護師さんは検討してみてもいいかもしれません。
また、病院や施設を運営する団体などで、研修や留学を推奨していることもあります。費用の一部、または全部を負担してくれたり、帰国後の勤務が保証されていたりなどの優遇措置がありますので、勤務先の病院などが該当しないか確認してみましょう。
期間はまちまちで、例えばお休みを利用して2日間だけといった場合や、2年間の長期にわたるものもあります。
ただし、ボランティアなので基本無給で渡航費や滞在費などの費用がかかってしまう場合が多いので注意しましょう。
看護ボランティアプロジェクトを行っている主な団体は以下の3つです。
もちろん、日本の看護師資格が無くても現地で就学し資格を取ることができますが、看護師免許を持っていれば現地の資格取得に有利な国が多いようです。
先程挙げた主要国のメリット・デメリットの表を見ても分かるように、日本よりも給与や待遇が良かったり、地位が高かったりする反面、高い英語力や資格取得のハードルが高いのが難点かもしれません。
ボランティア先はフィリピンに決め、看護師として1か月間プロジェクトに参加しました。病院では、分娩の介助や生まれた赤ちゃんのケアなどに携わりました。
スタッフはみんな優しく陽気なので楽しく働くことができました。
出典:nas nus
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