全国の看護師の求人情報なら「看護求人ガイド」におまかせ。無料会員登録で最新の情報をご覧ください。


フリーダイヤル0120-777-277


コラム

看護職のお役にたてるコラムを掲載しています。


医療と介護の両方に対応◎ 介護医療院についてご紹介!

この介護医療院に興味を持っている看護師さん、看護学生さんもいらっしゃるのではないでしょうか?ここでは、介護医療院が介護療養病床や老健との違い、介護医療院の役割や働くうえでのメリットデメリットなどについて、簡単にご紹介します。

介護医療院って結局どんなところ?

介護医療院とは

「要介護者であって、主として長期にわたり療養が必要である者に対し、施設サービス計画に基づいて、療養上の管理、看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うことを目的とする施設」のことです。

(介護保険法第8条第29項)

上記の法律に基づいて、「介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準」が定められています。詳しく知りたい方は、下記サイトをご覧ください。

(厚生労働省:「介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準」)

医療を必要とする要介護高齢者が対象の、医療機能(長期療養)と「住まい」を充実させた施設だといえるでしょう。

設置根拠(法律)

療機関…医療法

居住スペース…介護保険法、老人保健法

人員基準

介護医療院では、Ⅰ型とⅡ型で人員基準(施設基準)が分かれています。

Ⅰ型は、療養機能に特化した介護療養病床相当のサービスを提供するため、Ⅱ型と比べて、少々手厚くなっています。

Ⅱ型は、老健相当以上のサービスを提供できるような人員基準となっています。

医師や看護職員、介護職員だけでなく、理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門士や栄養士などの人員基準も定められています。

介護医療院のメリット

現在注目されている介護医療院において、働くうえでのメリットをご紹介します。

①患者さんとしっかり向き合える

長期療養に生活施設も兼ねているため、長い期間、患者さんとじっくり向き合うことができるでしょう。患者さんと密な関係を築きたい看護師さんにとっては、おすすめできる環境なのかもしれません。

②患者さん1人ひとりに合った看護を提供できる

上記①と同じく、患者さんとしっかり向き合るため、一人ひとりに合った看護・ケアを提供しやすくなります。そのため、患者さん側の満足度も高まり、よりよい関係を築ける可能性も高まるかもしれません。

③看取りやターミナルケアをより身につけることができる

看取り・ターミナルケアは、死期の近い方が、より良く人生の終焉を迎えられるようにするために重要なケアの一つです。看取りやターミナルケアのスキル向上すれば、患者さん一人ひとりに合った、後悔の少ない最期を見送ることができるかもしれません。

介護医療院のデメリット

続いて、介護医療院で働くうえでのデメリットをご紹介します。

①医療・看護のスキルが向上しにくい

急性期や病棟などで勤務している看護師と比べると、医療行為を行う頻度が減るでしょう。看取りケア、ターミナルケアは行うものの、医療や看護中心というよりは、介護が中心となりやすい現場では、医療・看護のスキルを上げるのは難しいと思われます。

②体力的にキツイ

介護医療院は、要介護高齢者を対象としているため、身体的な介助が多くなります。そのため、体力的にキツイと思う方もいらっしゃるかもしれません。

③生活リズムが安定しない

病院同様、夜勤があります。さらに基本的に、シフト勤務のため、安定したお休みを取るのは難しいでしょう。生活リズムを安定させたい人にとっては、厳しい環境になるかもしれません。

介護医療院と老健の違いって?

介護医療院と老健(介護老人保健施設)との違いは何でしょうか?この項目では、介護医療院と老健、さらに廃止が決定した介護療養病床も一緒に、比較していきます。

介護医療院・老健・介護医療病床(廃止決定)を比較!

3つの施設を、簡単に表としてまとめてみました!

表:厚生労働省「介護療養病床・介護医療院のこれまでの経緯」を参考に作成。

それぞれ施設によって、特徴や主な利用者、人員基準などが異なってきます。介護医療院の主な利用者に、「重篤な身体疾患・身体合併症を有する認知症高齢者」とありますが、療養機能特化型A・B相当でもあります。

介護医療院と老健の違いをまとめると、

①特徴

②利用者

③人員配置基準

④入所期間

⑤役割

となります。

①~③は、表の通りです。

④入所期間について、介護医療院は長期を想定していますが、老健は入所期間が3か月と、短期です。

⑤役割についてですが、介護医療院は老健と比べて、医療・看護にも重きを置いている点が異なります。

それぞれ役割や利用者(対象者)が異なることが分かりましたね。転職・就職希望の方は、自分がやりたい看護やケアなどに合わせて、考えてみるのもいいですね。

介護医療院Ⅰ型・Ⅱ型の違いはなに?

介護医療院でもⅠ型、Ⅱ型で異なるところがあります。Ⅰ型のほうが、Ⅱ型よりも介護必要度の高い方が多いため、その分手厚い看護を提供することになります。

介護医療院は、今後さらに注目されていくでしょう。もし、介護医療院に興味があれば、自分に合った条件と照らし合わせて、就職や転職先の一つとして考えるのもアリですね!

このエントリーをはてなブックマークに追加

看護求人ガイドとは

看護求人ガイドは、アスカグループの運営する転職をお考えの看護師のための求人サイトです。看護師さん向け求人を中心に、「こだわり条件で選ぶ求人システム」「看護師さん向け情報」など、看護業界にまつわる情報をわかりやすくご紹介しています。看護師の求人以外にも多彩な情報を随時掲載しています。これから看護師の仕事を目指す方、現在看護師として活躍中で転職希望の方、など様々な方をサポートします。当サイトのサービス、機能、求人・転職情報は全て無料。看護求人ガイドは看護師さんを中心とした看護の専門求人サイトです。みなさんの転職・就職活動に、ぜひ看護求人ガイドをご利用ください。

今すぐ会員登録