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まずは地域包括センターで働く看護師さんのお仕事内容をご紹介します。

地域包括センターの業務内容

地域包括センターは「高齢者のためのよろず屋」とも呼ばれることからも分かるように、その業務は多岐にわたります。

介護に関する相談はもとより、自宅を訪問しての安否確認や食事などの生活状況を把握したり、場合によっては医療機関を紹介したり、同行して受診の手伝いをしたりといった事もあるようです。

他にも介護予防のためのケアプランを作成したり、介護予防や健康のための教室を開いたりの予防ケアマネジメントも大事なお仕事です。

地域包括センターで働くには？

地域包括センターでは、市町村などの自治体の直営と外部委託の施設とがあります。自治体直営の施設であれば、その自治体の広報などで職員の募集が行われます。

それ以外には、介護や看護といった専門職向けの就職・転職サイトなどに求人が掲載されています。そういった介護や看護職専門のサイトで検索するのが一般的な方法です。

看護師としての資格はもちろん必要ですが、保健師や福祉系の資格があればさらに採用されやすいのではないでしょうか？

地域包括センターでのお仕事、続いては気になるお給料はいくらぐらいなのかについて解説します。

地域包括センターの運営は、自治体の直営が約２５％でそれ以外は社会福祉法人や社会福祉協議会、医療法人などの外部団体に委託しての運営となっています（平成27年調べ）

直営であれば公務員待遇の場合がありますので、やはり高給になるようです。委託の場合ですと東京都の地域包括センターを例に挙げれば、正社員で25万円～35万円といった月収の求人が多いようです。

かなり幅がありますが、これは経験や保有する資格などによって上下するためだと思われます。平均すれば20万円台後半といったところでしょうか？

地域包括センターでのお仕事の大きなメリットの一つに、日勤でありほぼ残業などが無いということが挙げられます。

看護師さんのお仕事で、夜勤や不規則なシフトによる勤務が大きな負担であるのは周知の事実です。その点では、地域包括センターでの勤務は身体的にも精神的にも負担が軽くなるお仕事であるのは間違いありません。

しかし、地域包括センターの職員の中にも離職する人はたくさんいます。これは地域包括センターに限らず介護職全般について言えることですが、業務内容が過多で慢性的に人員不足であるため、職員一人ひとりの負担が重すぎることも一因ではないでしょうか？

業務内容が多岐にわたるがゆえに職員の力量が追い付かず、一杯いっぱいになってしまい離職する人が多いとも言われています。もちろん、日勤で残業もほぼ無く好待遇な職種ですし、やりがいもあるので看護師としてまた福祉に携わる者としてはそのスキルを活かせる職場ですから続けることは意義のあることだと思います。

せっかく好待遇な地域包括センターの職員をずっと続けていくためには、自分に合った施設を見つけることが何よりの近道です。

地域包括センターの求人は人気が高い上にその数はかなり少ないのが現状です。まずは市町村のホームページをこまめにチェックすることと、介護求人ガイド などの介護や看護職向けの求人サイトに登録して頻繁に求人を検索するなど日頃から気を付けておくことが大事です。

そして、自分の得意分野が求められる施設や通勤しやすい立地、待遇や休日など重視することを事前に決めて検索することも重要です。

看護師さんと地域包括センターについての記事、いかがでしたでしょうか？

今の職場に不満があったり、現在の労働環境がキツいと感じていたりしませんか？そして看護のみならず、福祉や介護に興味を感じているあなた。そんな看護師さんの選択肢として「地域包括センター」はおすすめの職場と言えるかも知れません。