看護職のお役にたてるコラムを掲載しています。
近年は在宅での療養が進む中、在宅サービスが充実してきました。その中のサービスの一つが訪問入浴です。そこでも看護師が活躍しているということを知っていましたか?訪問看護師はどんな仕事なのか、気になるお給料は高いのか気になりますよね。現在注目の訪問入浴看護師を詳しく見ていきましょう。
利用する高齢者は要支援・要介護認定を受けている方なので、一人では入浴が困難なことが多く、また家族のサポートだけでは入浴が難しい場合に利用されます。
寝たきりの方でも利用できるような工夫もあるようです。必要な機材を室内に運び込み、準備します。そ
の後、利用者の状態観察を行って入浴できるかどうかを判断します。そして脱衣の介助、負担が少ない入浴法の実施、着衣の介助、入浴後の状態観察、片付けや搬送作業が一連の流れとなっています。
日によりますが、1日におよそ6~8件回るようです。
・入浴可能かどうかの確認
利用者は事前に医師による入浴の許可を受ける必要があり、その際に医師の指示があればそれに従った入浴を行う必要があります。例えば、創傷があれば処置の方法、装具・機器の管理などです。なので、医師の指示や看護記録から問題ないかどうかを判断します。・バイタルサイン測定
その日の利用者の健康状態を観察するために、バイタルサイン測定を行い、問題がなければ入浴実施を判断します。入浴後も、入浴による悪い影響・変動がないかどうかを観察します。・着脱介助
利用者の脱衣の介助を行います。自立してできる方から全介助の方がいるので、疾患や身体状態も含めて観察しつつ利用者に合った方法で行います。入浴後には・移動介助
歩行できる利用者は転倒しないように支え、全介助の場合は浴槽まで他のスタッフと移動のサポートをします。・片付け
浴槽や使用した機材などの片づけをします。・看護記録記入
利用者のバイタルや経過を記録します。 痰の吸引などの医療行為はしてはならないなどの制約が会社によってあるようです。なので、比較的医療行為は少ないようです。第92回
訪問入浴サービスの提供が適切でないのはどれか。
1. 在宅中心静脈栄養法を受けている。
2. 38.0℃の発熱がある。
3. 仙骨部に褥瘡がある。
4. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を保菌している
答え 2
感染徴候の可能性があるので入浴は中止し、医師に報告しなければならない。
需要の増える在宅サービス。その一つとしての訪問入浴看護師。訪問入浴看護師ならではのやりがいもあると思います。今後の転職や副業の選択肢の一つにしてみてもいいかもしれませんね。看護求人ガイドは、アスカグループの運営する転職をお考えの看護師のための求人サイトです。看護師さん向け求人を中心に、「こだわり条件で選ぶ求人システム」「看護師さん向け情報」など、看護業界にまつわる情報をわかりやすくご紹介しています。看護師の求人以外にも多彩な情報を随時掲載しています。これから看護師の仕事を目指す方、現在看護師として活躍中で転職希望の方、など様々な方をサポートします。当サイトのサービス、機能、求人・転職情報は全て無料。看護求人ガイドは看護師さんを中心とした看護の専門求人サイトです。みなさんの転職・就職活動に、ぜひ看護求人ガイドをご利用ください。