ひょっとしてブラック病院…? 就職・転職に失敗しないための5つのポイント
それでなくても看護師さんは激務と言われる大変なお仕事です。その激務に輪をかけて看護師さんを苦しめるのが、労働環境や人間関係が酷い、いわゆる「ブラック」な病院の存在です。職種を問わずブラックな勤務先というのは存在しますが、ブラックな病院とはどういったところなのでしょうか?
ブラック病院への就職を避けるために ③面接編
続いては、面接の際の注意点を紹介します。
面接官
面接の担当者の態度も注意して見ておきましょう。明らかにやる気のない返事や、適当な相槌を打つような面接官ならブラックな病院かも知れません。また、ハッキリしたことを言わず言葉を濁すような場合も要注意です。
求人内容
面接で提示される給与や勤務時間、休日などの条件が求人広告の内容と明らかに違うようであれば注意が必要です。給与の内訳を詳しく尋ねてもはぐらかしたり、うやむやにしたりといった場合にも気をつけましょう。
病院勤務の現職看護師さんへ
ブラックな病院の見分け方についての記事、いかがでしたでしょうか?
これから看護師になるという人だけでなく、いろいろな事情で転職を考えている現役の看護師さんも参考にしてみて下さい。
さらに、「ウチの病院はブラックだった?!」という人は、転職を検討してみてはいかがでしょうか?
あなたに合ったもっといい病院が待っているかもしれませんよ!
ブラック病院ってどういう病院?
そもそも看護師さん、特に病棟勤務の人は患者さんの急変などで勤務時間の延長が日常茶飯事です。
ただ、超過勤務手当がちゃんとついているのなら普通の病院ですが、残業や深夜手当、休日出勤手当などの一部、もしくは全てが無給になっている病院はブラックです。また、極端に超過勤務や残業が多い病院や、本来あるべき休憩時間や夜勤の際の仮眠時間が無い病院もかなりブラックです。他にも、人員が不足していてギリギリのシフトで回している病院や、スタッフの言葉遣いが乱暴な職場、パワハラやセクハラが横行している施設もブラック病院です。
ブラック病院への就職を避けるために ①求人サイト編
ブラックな病院の特徴を踏まえた上で、そういった病院に就職しないようにするためのポイントを紹介します。まずは、病院が募集する求人サイトからその病院がブラックなのかどうかを見極める注意点です。
求人広告の期間・頻度
ある程度の期間チェックしないと分かりにくいのですが、ずっと募集を行っている病院や、大量の人員を募集している病院は要注意です。常に人員不足だったり、スタッフが定着しなかったりといった場合ブラック病院の可能性があります。
給与
地域の病院の相場よりもかなり高い給与が提示されている場合も注意が必要です。高水準の給与でなければ看護師が来ないのかもしれませんし、実際に入職してみたらずっと低い給与になってしまういわば「釣り」なのかもしれません。
経験者限定
即戦力が欲しいのはどこの病院も同じですが、経験者限定で募集をかけているのも要注意です。ひょっとすると経験のないスタッフしか残っていなかったり、未経験の看護師を指導するノウハウやスキルのある人がいなかったり、指導する暇もないという可能性もあります。
ブラック病院への就職を避けるために ②病院見学編
求人サイトの募集広告を見ただけではわからない事もあります。そこで、実際に病院見学に行き現場を確認することも大事です。病院見学のポイントをいくつか紹介します。
病院内の様子
病棟や外来、ナースステーションが清潔に保たれているか、整理整頓がされているかといったことをチェックしましょう。建物自体が古くても、キチンと掃除されていれば人員に余裕があり、本来の看護業務以外の部分にも目が行き届いている証拠です。
看護師の様子
看護師さんの身なりも重要です。白衣が薄汚れていたり、だらしない恰好で髪を振り乱していたり…身なりに気を使う余裕もないブラックな現場かもしれません。
その他
また、看護師さんの年齢層が偏っていないかもチェックしましょう。年配の看護師さんが多いなら、パワハラまがいの厳しい先輩方ばかりで若い看護師さんが辞めてしまったのかもしれません。逆に若い看護師さんばかりなら、忙しすぎて年配の看護師さんが体力的につらくて続かない可能性もあります。