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コラム

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クリニックで働きたい看護師さん必見! 失敗しないクリニックの選び方教えます。

「クリニック」と呼ばれることが多い診療所は医療法において、「この法律において、「診療所」とは、医師又は歯科医師が、公衆又は特定多数人のため医業又は歯科医業を行う場所であつて、患者を入院させるための施設を有しないもの又は十九人以下の患者を入院させるための施設を有するものをいう。」と定義されています。医療法:第一条の五2ちなみに「病院」は、20床以上の病床を有するものとされています。全国で102,703施設(令和1年10月現在)あるクリニックで働きたいと考えている看護師さんも多いようです。しかし一方で、お仕事内容や勤務時間など病院とどう違うのか、どんなクリニックがいいのか分からないという人も少なくありません。そこで、病院勤務の看護師さんでクリニックへの転職を考えている方や、クリニックへの入職を検討中の看護学生さんのために、クリニック看護師さんの仕事内容やクリニック勤務のメリット・デメリット、勤務先選びのコツなどを紹介します。

クリニック選びで失敗しないコツとは?

まずは、実際にクリニックに入職・転職した看護師さんの失敗談をもとに、働きたいクリニックを選ぶ際のポイントをいくつか紹介します。

◆ケース1

忙しい大病院での勤務がイヤになり、のんびり働きたいと小規模なクリニックに転職しましたが、少人数の看護師でたくさんの業務をこなさなければいけないため、実際には大病院勤務のころより身体的な負担は増したような気がします。

●ポイント1:クリニックの規模

施設の規模や職員の数は事前に把握しておきましょう。小規模な施設だからと言って業務が少ないわけではないので、看護師や事務スタッフの数が患者さんの数と見合っているかを確認しましょう。

◆ケース2

規則が多く、師長やドクターから厳しいことを言われるのが辛くなり町の診療所に転職したのですが、院長がワンマンでルールがコロコロ変わったり、パワハラまがいの言動もあったり…これなら前の病院の方がマシだと感じています。

●ポイント2:人間関係

少人数なら人間関係が楽だという思い込みは禁物です。

むしろ少人数だからこそ、うまくいかないときには逃げ場がない場合もあります。職場の雰囲気やスタッフの人柄もキチンと確認しておきましょう。

◆ケース3

夜勤や残業が辛くなってきたので、日勤のみのクリニックに移りました。たしかに体は楽なのですが、お給料が減ってしまったのと長期やイレギュラーな休みを取りづらいのが難点です。

●ポイント3:勤務形態

大きな病院ではある程度余裕を持った人員でシフトを回しているため、急な用事で休みを変更してもらうことも可能ですが、クリニックではギリギリの人数で切り盛りしていることが多く、体調不良や家族の病気などの事情で急に休むことが難しいこともあります。

クリニック勤務と病院勤務どう違うの?

クリニック選びのポイントを確認したところで、病院とクリニックの違いを比較してみましょう。

病院もクリニックも同じ医療機関なので、看護師さんの仕事内容が大きく違うわけではありませんが、勤務時間や勤務形態、人間関係の密度や地域との関係性など違う点も少なくありません。

病院から転職する場合には、クリニックとのギャップを把握しておくことが必要です。

主な仕事内容

続いては、クリニックに勤務している看護師さんの仕事内容を見ていきましょう。外来診療のみの内科クリニックに勤める看護師さんの平均的な1日のスケジュールを紹介します。


◆診療補助

クリニックの診療科や地域性によって、看護師さんが行う処置や診療補助に違いが出てきます。

また、看護師数が少ないため、責任のある処置やケアを任されることも多くなる場合があります。

◆雑用

病院と違ってクリニックでは、看護師さんが掃除や備品管理、書類作成や受付・電話対応などもこなさなければいけないことがあります。

◆地域密着

広範囲から患者さんが来院することが多い病院とくらべると、クリニックは近くの患者さんが多く集まる地域密着型の施設です。

患者さんとの距離感の近さや、プライベートでも気を付けなければいけない事などが苦手な人には、働きづらいことがあるかもしれません。

働いてみて分かったメリットとデメリット

次に、看護師さんがクリニックで働くメリットとデメリットを挙げてみましょう。

メリット

◆土曜日、日曜日、祝日がお休みで休日が多い

◆日勤のみで夜勤がない

◆重篤な患者さんや、急変する患者さんがいないので精神的に楽

◆昼休みが長い

◆ブランクのある人も働き易い

◆責任の重い仕事もあり「やりがい」を感じられる

デメリット

◆急な休みを取りにくい

◆給料や賞与など、待遇が悪くなる場合がある

◆看護以外の雑用が多い

◆看護に関するスキルや知識を維持しにくい

◆院長次第で職場の雰囲気が変わってしまう

◆狭いコミュニティーなので、苦手なスタッフがいると辛い

人によってとらえ方が違うので、ある人にはメリットでもそれが欠点と感じてしまうこともあります。その逆もまた然りです。

例文あり!志望動機を書いてみよう

最後にクリニックに入職・転職を希望する際の「志望動機」を紹介します。

新卒・転職・復帰の3つのケースに分けて例文を紹介します。

新卒

大規模な急性期病院での看護実習を経験しましたが、もっと患者さんとの距離が近く、より密接にかかわれる看護がしたいと思い、貴院を志望しました。

30年という長きにわたり、地域の皆さんの健康に寄与されてきた貴院で看護ケアに携わりたいと考えております。

転職

看護師として救急外来、オペ室、外科病棟と主に外科で8年間勤務してきました。

地域で最先端の消化器外科技術を誇る貴院で、より専門的な技術やスキル、知識を学びたいと貴院を志望しました。

復帰

入職以来一貫して内科で7年勤務しましたが出産を機に退職し、しばらく育児に専念しておりましたが、育児が一段落したことでまた医療現場で働きたいと考え貴院を志望しました。

院長先生をはじめ、経験豊富なスタッフが多数在籍する貴院は、ブランクのある看護師の教育に秀でているとの評判を耳にし、是非貴院で働かせていただきたいと感じております。



夜勤が無いことや土日が休みといった自分のメリットを志望動機にすることは、あまりおすすめできません

自分のスキルをアピールしつつ、志望するクリニックの特徴などを織り込んで、志望動機を書きましょう。

クリニックのメリット・デメリットをしっかり把握し、あなたに合ったより良い職場となるクリニックを探してみませんか?

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